まずは、固定費のなかでも多くの割合を占める住居費の節約術を紹介します。
住居費の目安は収入の30%と言われているため、極端にオーバーしている場合は見直しの必要があります。
今回は賃貸物件に住んでいる人と持ち家に住んでいる人の2パターンの節約術をチェックしていきます。
家賃の節約術

入居している物件の家賃は、契約更新のタイミングで大家さんなどに交渉するのがおすすめです。
ただし、周辺と類似の物件よりも家賃が高い、共用スペースが見るからに劣化してきた、目の前に高いビルが建設されてしまい日照条件が悪くなったなどの明確な交渉材料がないと、家賃の減額は困難です。
自分が住んでいる物件の家賃情報は常に気にしておきましょう。各不動産情報サービス(ホームズ、スーモ、アットホーム、等)では、対象物件の入居募集が開始されるとお知らせメールが届くサービスもあるので登録しておくと便利です。
なお、大家さんと揉めてしまって住みにくくならないように、無理な交渉は避けたほうが無難です。もしも自身の手取り収入に対して家賃が30%以上で生活苦に陥っているようなら、引越しを検討する必要もあります。
また、これから一人暮らしを始める方や引越しをする予定の方は、物件の希望条件の優先順位、妥協点を決めてから部屋探しをすると固定費の節約に繋がります。
例えば、築古物件、1階の部屋、独立洗面台なし、急行の止まらない駅、駅から歩いて10分以上の距離、和室など家賃の下がる条件で部屋探しをすると、相場よりも安い物件が見つかりやすくなります。
住宅ローンの節約術

持ち家の方で、住宅ローンを組んでいる方は、次の2つの節約術があります。
どちらも時間や手数料などがかかる方法ですが、条件などがマッチすればしっかり固定費を節約できます。
住宅ローンの繰り上げ返済
資金に余裕があるのなら、住宅ローンの繰り上げ返済で支払額分の利息を節約するのがおすすめです。
繰り上げ返済には2つの種類があります。毎月の支払額はそのままで、返済期間を短縮できる「期間短縮型」。もう1つは返済期間は変わらず、毎月の支払額が安くなる「返済額軽減型」。
前者は、後者に比べて利息を多く減らすことができるとともにローン完済の時期を早められるのがメリット、後者は毎月の返済額を減らすことができ現在の生活に余裕を得られるのがメリットと言われています。節約の目的に合わせて選択するとよいでしょう。
金利の安い時期だったり、住宅ローンの控除を受けていたり、時期と状況によっては逆に繰り上げ返済の恩恵を得られないこともあるため、金融機関によく相談してから決めるのがおすすめです。
住宅ローンの借り換え
現在利用している住宅ローンから安い金利のものに借り換えれば、毎月の返済額・返済総額を減らせる可能性があります。
一概には言い切れませんが、住宅ローンの借り換えは、残りの支払額が1,000万円以上で、返済期間が10年以上あり、借り換え後の金利差が1%以上ならば、節約効果の期待があります。
諸費用の手数料が数十万かかる、審査・契約などの準備に手間がかかるといったデメリットも生じるため、かけるお金と時間に見合う価値があるかしっかり考えてください。
また、これから住宅購入をする方は、頭金を多く用意するとよいでしょう。借入金が減る分だけ利息が節約できるだけでなく、金利の優遇を得られる可能性があるためです。
さらに、父母・祖父母から住宅取得資金の贈与を受けた際の非課税制度や「すまい給付金」といった、自分が対象となる制度を徹底的にリサーチすることも固定費の節約になります。
おわりに
次回は「光熱費」を節約する方法について紹介します。


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