お金に関する商品のひとつに生命保険があります。日常生活のなかで家族に万一があったら、病気やケガで入院したらなど、誰しも「もしかしたら」の漠然とした不安を感じることがあると思います。それらの不安に備えるために保険を検討するかもしれません。
今回は、保険を検討するときに知っておきたい仕組みや用語について紹介します。
生命保険の仕組み
保険は、みんなで助け合う相互扶助の考え方がベースになっています。もし家族に万一のことがあったら、残された家族は将来必要なお金に不安を感じるかもしれません。その金額がそれまでの貯蓄や生活費の節約だけでは、とてもカバーできないことも考えられます。
しかし、大勢であらかじめお金を出しあい、万一があった場合にその遺族に支払うようにすれば、必要なお金を準備することができます。そのように、みんなで必要なお金を準備するのが保険の基本的な考え方です。
保険に加入する人はあらかじめ保険料を支払います。もし、加入者に万一のことがあった場合には、その人や家族などに保険金という形でお金が支払われます。そのお金の管理をしているのは保険会社です。保険はこのような仕組みで運営されています。
保険は自分や家族だけではお金を準備できないようなケースを想定しています。そのため家族の死など、発生する可能性は低いけれども、もし発生したら家計に大きなダメージがあるケースに向いています。預貯金で備えることができるケースに保険を使う必要性は小さいでしょう。
生命保険の種類と特徴
主な生命保険の種類は下記の通りです。
万一があったときに備える保険
終身保険
保障が一生涯続く保険です。保険金の一部が積み立てられるため、解約した場合には積み立てられたお金が解約返戻金という形で払い戻されます。その分、保険料は高めに設定されます。
定期保険
保障が一定期間に限られ、あらかじめ保障期間が決まっている保険です。保険料は掛け捨ての場合がほとんどで、保険料は終身保険よりも安く設定されます。
収入保障保険
定期保険と同じく保障が一定期間に限られます。定期保険とちがい、保険金を毎月または毎年一定額ずつ年金で受け取るタイプです。受け取る保険金の総額が年数の経過とともに減っていきます。そのため同じ期間の定期保険に比べて保険料は割安です。
病気やケガに備える保険
医療保険
病気やケガで入院や手術をしたときに給付金を受け取れます。
がん保険
がんで入院や手術をしたときに給付金を受け取れます
介護保険
決められた介護状態になった場合に給付金を受け取れます。
老後や学費に備える保険
個人年金保険
あらかじめ決められた年齢から年金を受け取れます。受け取る期間の種類は、一定期間や終身とさまざまです。
学資保険
子どもの高校や大学などの教育費に備える保険です。祝い金や育英年金の機能がついたものなど多くの種類があります。
生命保険で知っておきたい用語
生命保険には多くの専門用語があります。ここでは、保険を検討するときに知っておきたい基本的な用語を紹介します。
生命保険の契約には3つの立場の人が登場する
契約者
保険会社と契約を結んで保険料を払う人です。
被保険者
保険の対象になっている人です。
受取人
保険金を受け取る人です。
生命保険でよくみられるパターン
「契約者」世帯主、「被保険者」世帯主、「受取人」配偶者です。これは世帯主が自分の万が一に備えて、自分で保険料を支払い、万一の場合は配偶者が保険金を受け取るケースです。
もちろん、これ以外のケースもあります。契約者、被保険者、受取人が誰かによって、保険金を受け取る場合の税金の扱いにも影響します。事前に確認するとよいでしょう。
「告知」と「責任開始期(日)」
告知
現在の健康状態や過去の傷病歴などを保険会社に告げることです。
事実をありのままに伝える「告知義務」があります。告知義務に違反した場合は、保険が解除されて保険金や給付金が受け取れなくなることがあります。
責任開始期(日)
生命保険の保障が開始する時期です。生命保険の保障をスタートさせるには、申込書の提出、告知、保険料の払い込みの3つの手続きを全て終える必要があります。
いつ保障が始まるのかは大切なことなので知っておくとよいでしょう。なお、口座振替やクレジットカード払いの場合は取り扱いが異なる場合があるので事前に確認しましょう。
おわりに
生命保険の基本の考え方や用語について紹介しました。保険の仕組みや本来の役割を知ったうえで、保険を検討していただきたいですね。



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